テレビの受信状況が少し悪い時に良く用いるのは卓上ブースターですが、地上デジタルではこの常識が通用しないかもしれません。
これはPanasonicチューナの裏コマンドで表示できる画面です。
この項目の「C/N値情報(信号とノイズの比)」と「受信電力指標(電波の強さ)」に注目して下さい。
上の画像はアンテナ直下型ブースターのみの場合です。
上の画像はアンテナ直下型ブースターと卓上ブースターを繋いだ場合です。
ブースターを2段で入れる事により電波自体は増幅されますがC/N値は悪化していることが分かります。恐らくノイズも一緒に増幅され、C/N値が低下したのだと思われます。
C/N値を上昇させるにはノイズそのものを排除しないといけません。具体的には
・アンテナの方向を調整する/高さを上げる/多素子の物に交換する
・卓上ブースターを使っている場合はアンテナ直下型に変更する
・ケーブルが古い/細い場合は新しくて衛星放送対応型の品質の良い物に交換する
等が考えられます。
地上デジタルの改善方法はアナログの時のようなやり方では通用しないのかもしれません。